【お金の教育編】小学生のお小遣い帳デビュー!7月のリアル記録と4つの気づき

――毎月1,000円+前月繰越300円=1,300円スタート――


1. はじめに

7月1日。
キッチンのテーブルに1,000円札を置くと、息子がパッと駆け寄ってきました。
「今日からだよね!」

そう、今月からお小遣い帳を始めます。
ルールはシンプル。

  • 毎月1日に1,000円渡す
  • 使ったらその場で記録
  • 前月の残りは繰り越す

今回は前月の残り300円があるので、スタートは1,300円
息子は手のひらにお金を乗せてしばらく眺め、何やら小さく「よし…」とつぶやいていました。
この瞬間のワクワク感、きっと本人だけじゃなく、見ている私も感じていたはずです。


2. 初月(7月)のお小遣い帳の中身

スタート金額:1,300円

記録(本人の字のまま)

  • 7/6 コンビニ(チキン) 230円くらい ※正しくは240円
  • 7/6 コンビニ(袋) 3円

月末残金:1,100円くらい ※正しくは1,057円

お小遣い帳をめくると、びっくり!240円くらい!?これではお小遣い帳の意味がありません。

まさかの状態で笑ってしまいました。


3. 1か月やってみての4つの気づき

① 正しく記入していない

何円単位までしっかり記入しておらず、実際どれだけの金額を使っていくら残っているかが把握できていませんでした。計算もズレていて、財布の中身とも合いません。
でも、これはこれで勉強なんだなと感じます。


② 使った都度書く習慣がない

本来は「使ったらすぐ記録」だけど、息子は「まとめて書く」派。

ある日、「お小遣い帳書いてる?」と聞くと、「あ…そうだった…」
すっかり忘れていたらしい。
こういう小さな忘れ物が、お小遣い帳のすき間にぽつぽつと空いていくのを、親は横から見ています。


③ 思ったより使う機会がない(祖父母効果)

予想では、1,300円なんてすぐなくなると思っていました。
ところがほとんど残って終了。

理由は簡単。
祖父母と出かけると、「これ買ってあげるよ」で済んでしまう。
例えば、スーパーでお菓子を買うときも、財布を出す間もなくカゴに入れてくれる。
おかげで財布の中の1,000円札は、ほとんど動きません。


④ 夏休みで外出が少ない(猛暑)

7月後半から夏休み。
今年は35度超えの日が続き、外遊びはほとんどなし。

「暑いから友達呼んで家で遊ぶ」
そうなると、お菓子も家にあるもので済み、お小遣いは出番なし。
リビングでゲーム機を囲む息子と友達を横から見ながら、
「財布が減らない夏休みもあるんだな」と少し意外に思いました。


4. 7月末の特別イベント:沖縄旅行と臨時お小遣い3,000円

そんな静かな夏休みも、月末で一変。
祖父母と叔母が計画してくれた沖縄旅行に、息子も参加することに。

出発前日、子供に手渡し。
「旅行中に自分で考えて使いなさい」と
中身は3,000円。
普段の3倍のお金を見た瞬間、息子の口元がゆるみました。


宮古島でソーダキャンディー

青いパッケージが並ぶお土産屋さん。
「これ、沖縄限定なんだって」
息子は袋を手に取り、裏面をじっと読んでいます。
珍しく真剣。

「友達にもあげたいから、2個買う」
600円をレジで支払い、小さな袋を手にした息子は、
「残り…2,400円か」とつぶやきながら歩いていきました。


シーサーとの戦い

最終日、ホテル近くのゲームセンター。
「うわ!あれ欲しい!」
そこにあったのは、笑顔のシーサーぬいぐるみ。

100円玉を入れ、アームが動く。
落ちそうで落ちない。
「もう少しで取れる!」と、何度も挑戦。
気づけば1,700円。
(これ、買ったほうが安かったよな…)と心で思いつつ、止められない。

そしてついに、シーサーが景品口に落ちる。
「やったー!」
その笑顔は、金額なんて関係ないという顔でした。


帰りの飛行機で

キャンディーの袋を抱え、シーサーを膝に置いて、
「友達喜ぶかな」
とつぶやく息子。
笑いながら話すその顔を見て、
この3,000円はモノ以上の価値を生んだなと感じました。


5. まとめと来月への課題

7月の結果:

  • 通常お小遣いの残金:1,057円
  • 臨時お小遣いの残金:700円

お金の使い方はまだまだだけど、

  • 記録の大切さ
  • 「誰かのために買う」楽しさ
  • 自分で選び、満足する買い物の価値

この3つは、確かに息子の中に芽を出し始めた気がします。

来月はもう少し、「貯める楽しさ」にも気づけるような仕掛けをしてみようと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました