【子育てあるある#2】人生の恒例行事〜保育園の洗礼に疲れているあなたへ7つのこと〜

満1歳半を迎え、ついに長女が保育園デビュー。私はその月の月末から職場復帰予定。
わが家に、ようやく日中の静寂が戻ってくる!私は手を打って喜んだ。朝から晩まで「これなあに?」「あれたべたい!」の応酬から解放される。コーヒーを温かいうちに飲める生活が、そこにある。いや〜、保育園最高!

……と思ったのも、つかの間だった。

保育園生活、初日:登園。
保育園生活、2日目:帰宅後に鼻水。
保育園生活、3日目:発熱。
保育園生活、4日目:お休み。

え、早くない?

入園説明会では「最初は風邪をもらいやすいので、体調管理を…」とかなんとか、やんわり言われていた。でもまさか、3営業日でダウンするとは思わなかった。新入社員か。ブラック企業でももうちょっと持つはず。


感染列車、今日も出発進行!

そしてまた始まる。例のアレ。
そう、「子が風邪を引く→看病→親にうつる→全滅」のフルコンボ。

しかも保育園の風邪、なぜか強い。
外から来るウイルスって、なんでこうパワー系なんだろう。これまで家庭内で循環していたホカホカウイルスとは比べ物にならない。保育園ウイルス、いわば外資系。仕事ができる。広がりが早い。症状が鋭い。ピンポイントで喉を刺してくる。

長女:「鼻水(ズビズビ)」
母:「なんか喉イガイガするな……」
父:「あれ、今日ちょっと寒気……」

この流れ、もはや我が家のルーティン。

そして、誰かが熱を出すたびに、共有アプリのカレンダーの「登園予定日」が「欠席予定日」に差し替えられていく。もはや登園予定は「仮」だ。予定は未定。確定するのは発熱だけ。


職場での気まずさレベルMAX

保育園の洗礼の厳しさは、仕事にも影響する。
職場復帰後の欠勤率、なんと40%。週に2〜3日は熱でお迎えコールが来る。

スマホが鳴るたびに、心臓が止まりそうになる。

【保育園:○○先生より着信】

ひぃぃ……またか!いや、知ってたけど!知ってたけどぉおお!

上司:「熱ですか?」
私:「はい、また……」
上司:「大変ですねぇ(白目)」
私:「あはは……(吐きそう)」

職場の同僚は優しい。でも「またか」の空気は否めない。
言い訳じゃなく、事実なんです。いやマジで。保育園に行くたびに1ウイルス獲得してくるんです。

そう、保育園は育児の戦場。
子どもが社会と接触する最初の関所。そして親の体力を削る最初のボス戦です。


そして心を入れ替えた

何度目かの欠勤のあと、私は思ったのです。

「免疫つけなきゃ生き残れない」と、家族全員でヤクルトを飲み始め、ネットで“風邪に強くなるレシピ”を検索しまくる。
朝ごはんは味噌汁と納豆。昼は野菜たっぷり。夜は早く寝る。完全に免疫に命を捧げる生活

しかし長女はまた発熱する。
カレンダーには欠席印。冷蔵庫にはゼリーとヨーグルト。
母の顔には、貼ったまま忘れていた冷えピタが斜めにずれている。

「いつになったら慣れるのかなあ……」

そう思っていた矢先。
ある日、保育園のベテラン先生が言った。

「だいたいね、1年かかるんですよ〜。その間にいろんな病気もらって、強くなるんです」

1年。
長っ!ビックリするくらい長っ!

でも、確かにその通り。人間は、何百というウイルスの洗礼を受けながら免疫を獲得し、大人になっていく。親も一緒に、体力を削られながら、経験値を積んでいく。

とは言ってもやっぱり頑張りすぎてしまいますよね...これからは私が実践していこうと思っていることを7つ紹介します。


①フルパワーで頑張らなくてもいい

上の子の時にできたこと、今はできない。
それってサボりでも手抜きでもなく、“自然”なことです。年を取れば体力が落ちて当然。体もメンタルも以前と同じようにはいきません。

食事も「今日はもう、冷凍うどんとバナナでいいや」でOK。
洗濯物も2日放置でOK。
テレビやタブレットも「育児の仲間」として、もう割り切りましょう。


②予防じゃなく「前提」で動くべし

風邪をうつされないようにする」より、
「どうせうつるから備えておく」が現実的。

  • ポカリとゼリー、冷えピタ、常に常備
  • 冷凍庫にレトルト食品と保冷まくら
  • 自分用の解熱剤と栄養ドリンク、隠しストック

“親が倒れたとき”の備えがあるだけで、心が折れにくくなります。


③ 病気の記録は「しんどさの証拠」になる

手帳でもスマホでもOK。
何日熱が続いたのか、どれくらい寝られなかったか、軽く記録しておくと、自分の「しんどさ」が見える化できます。

病院でも保育園でも仕事先でも「ただの風邪」で済まされがちだけど、毎月3日看病+3日自分が寝込んでる=1ヶ月の1/5は機能停止。それ、育児ハードモードです。


④ 「助けて」が言える力が最強スキル

祖父母、ファミサポ、宅食、シッター、病児保育、行政の育児サポート、何でも使ってください。
「甘え」じゃありません。生き残るための選択です。

そしてもし頼れる人が身近にいなければ、せめてSNSやママ友グループ、地域掲示板でも。「今日だけ誰か話聞いて!」で、ぐっと心が楽になります。


⑤ 上の子への罪悪感は「形」で返さなくていい

下の子が熱を出してバタバタしてると、上の子はいつも後回しになります。でも、「ごめんね」って言うだけでもう十分です。

子どもは、親の“頑張ってる姿”を意外と見てます。
完璧じゃない親でも、「愛されてる」と感じられれば、それで十分育ちます。

先日心配して「大丈夫?」なんて声をかけてくれることもあり、大きくなりました。


⑥ 自分の体調不良、スルーしないで

「とりあえず子ども優先で…」と動いていると、こっちが倒れた時のダメージが2倍になります。親のダウン=家庭機能停止。だったら、早めにロキソニン飲んで寝た方が絶対いい。

「私が倒れたら終わる」は現実です。
その意識をもって、“休む”ことも家族のためだと思ってください。

これは今でも私の課題です。


⑦ この1年は「修行」と割り切る

特に保育園1年目は、マジで修行です。体力の消耗戦。
でも、この時期を過ぎると、**驚くほど子どもが強くなっていきます。**言葉も、感情も、免疫も。

そして自分自身も、少しずつ「こんな状況でも笑えるスキル」が身についているはず。


最後に

「なんでこんなにしんどいんだろう」と思ってるあなたへ。

それ、ちゃんと頑張ってる証拠です。
できてないんじゃない、限界までやってるんです。

子どもは一晩で回復しても、親は2日かかる。
体力は戻らなくても、笑いのネタは増える。
それが、年の差育児のリアル。

「また熱?」「またうつった?!」って言いながら、
今日も乗り越えてるあなたは、立派なヒーローです。

まだまだ私も勉強の身毎日戦っています(笑)。一緒に頑張っていきましょう。


コメント

タイトルとURLをコピーしました